生きる才能なんて無い

社会的役割が欲しいから、女の人は結婚したがるんだと思っていた。大変失礼な偏見だけどこの人の「妻」という役割。結婚してたら社会的に認められた感じもするし、一先ず安心、って感じで。今の社会は男も女もないし、誰もが何かになれる社会で、私は逆にそれがつらい。何かにならなきゃいけないみたいで、結果口だけで何にもなれない自分がダメな人間のように思えて苦しい。良いことも悪いことも、言葉にしたように物事は進むんだよ、とか言われても事実しか口にしてないつもりだし私がそう思ってしまっている現実をなかったことにしないで欲しい。所謂引き寄せの法則という物事の考え方がどうも出来ない、何年試そうとしても上手く出来ない。それって現実に蓋をするのと一緒では?とどこか引っかかってしまう。潜在意識に刷り込むというか、例えば私はかわいい!って言い聞かせたら可愛くなれるのはわかる、それを他に応用出来ないんだな〜。つらい気持ちを口にせず何か良い方に言い換えてうまくやり切れたとしても、その時つらいと思ったことは無くならないじゃんと思ってしまう。それをなかったことにする作業がどうも苦手で、だからネガティブと言われるのだろうか。周りの気持ちなんてオール無視で、なんなら自分の気持ちすらすり替えて生きられたらどんなに楽なんだろうと思うよ。

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空中戦の果てに

真っ直ぐ真ん中を歩くことの困難さよ。「ズルしても真面目にも生きてゆける気がしたよ」という歌詞について毎日考えてしまう。純度を保つ事がどんどん難しくなって来て、薄汚れたフィルターでは何を見ても霞んでしまう。「生活」が鏡になって表れた時、あまりの無力さに面を食らってしまった。何のことかよくわからないように書いてしまうのはもうずっと昔からの癖で、正直に書いたらきっと誰かを傷つけてしまう。空しい空中戦だけが続く。別れを決めた側はいつだって凛としていて、残されたものだけがいつまでもその影を探してしまうね。あなたの「大切」を守りたかったよ。それでも「生活」は続く、これからもずっと。

私には「神様」と思える人が何人かいる。そのうちの一人、遠い街の喫茶店、長い髪で猫背で、申し訳なさそうに笑う人。どうにもこうにもならなくなった時、私は決まってその喫茶店のブログを覗きにいく。久しぶりに見に行ったらHPが移転していて、以前よりも頻繁にブログが更新されていた。これまでの分をゆっくりゆっくり噛みしめるように読み尽くした。おこがましいけど、その人はどこか私と似ている気がして、もうずっと話してないけど何も言わなくてもわかってくれるような気がしている。私を特別にしてくれた人。ずっと何かになりたかった、そんな気持ちを笑わないでいてくれた人。今年はマロンケーキが食べられますように。ばらの一輪挿しでも添えて。

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笑って.net

「してもらっちゃいないからしてあげないなんてそれじゃ愛なんて絶対生まれないんじゃない?」というつんくさんの歌詞、いつもギクっとする。してもらってないけどしてあげる、そしてしてあげてもしてもらえると思わない、っていうのは出来るようで出来なくて、口にしないとしても正直何かしら思ってしまう自分がいる。サンリオにいた頃、わたしの周りの人はこれが出来ていたように見えて、だからわたしもそう在ろうと思ったしそれが尊ばれる環境にとても感動していた。もう辞めて2年経つ。戻りたいという気持ちはないけどあの頃感じた気持ちはもう味わえないのかと怖くなる。私生活でも自分の気持ちがうまく操れなくて距離を取ってしまうことが増えた。周りが何を考えてるのかわからなくて当たり前なのに、それが怖くて嫌われてるんだろうなって気持ちで頭がいっぱいになってしまった。女の子はみんな男の人がどこかに連れてってしまうし、そういう子はみんな守られてる人の顔になる。安心感。誰かと共に生きるっていう感覚をわたしも知りたい。親もアレなので、無条件に甘えられる、そういう感覚を一度も味わったことがない。これまでの人生、あったようでなかったんじゃないか?とたまに思う。手元に残ったチェキだけが存在していた証拠。大森さんの嫌いなタイプの女「被害者意識の強い人」。わたしじゃんと思った。

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有名になりたい

祈るように毎日曲を聴いている。今日も到底分かり得ない気持ちに思いを馳せる。これまでわたしがしてきたことも全部エゴだったのかなとか思っちゃう。わたしにされてとりあえず喜んだふりをしたけど実は嫌だったことあったらこっそり教えて欲しい。怖いけど。

人の気持ちなんてわからない、わたしの気持ちだって人にはわからない。何かにつけて病んでると言われるし、自分にわからない感情は全て病んでることになるらしい。結婚するしないの話ではなくきっと一生一人だし、やりたいことはもうほぼやり尽くした。前略プロフもリアルもcroozブログも、何度作り直したかわからない。消しては作り消しては作りの繰り返しで、なんか思ったように出来ないことがあると全部リセットしたくなるのは人生にも共通しているな。シワが増えただけで、もうあの頃の肌には戻らない、じゃあもう手入れする必要もないじゃん、ってなってしまう。

雨宮まみさんって方を知ってますか。雨宮まみさんは40歳で亡くなった、わたしも若くして死ぬなら雨宮まみさんくらい有名になってからがいいな。有名になれたら死んでもいいよって言われてる気持ちになる。

…あーまた病んでるって思われる。しんど

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このブログは珍しく5年くらい消さずにいられてるな。闇日記と化してるけど大事な日記。

 

餃子の王将

お酒が飲めたら、タバコが吸えたら、もっと楽しかったり知らなかったことが知れたり行けない場所にも行けるのかな。アル中でヘビースモーカーの親だったからどっちも大嫌いになってしまった。わりと明るい性格に育ったし、いつまでも絶望してるわけでもないし、もっとしんどい人はたくさんいると思うけど酒とタバコにまみれてる人に出会うと一瞬であの頃を思い出してつらくなる。

人が死んだら、どうなると思いますか?あの世とか天国とか、あると思いますか?死んだお父さんは天国で見守ってくれてますか?死んだ後なんて、全部無だと思ってしまう。何もない、そこで終わり、でも生まれ変わりとかはあると思っちゃう矛盾。どこまでもわがままで、それでいてどこまでも優しいからわたしはいつまでも許してしまう。なんだかんだ言うけど、せめて生きてる間は一緒にいようね。きっとずっと一番にはなれないからこんなに会いたいと思うんだろうな。好きな人、好きだった人、特別な人、特別だった人、みんないつまでも許してしまう、そういうところがお父さんに似てるなって思うよ。人生って素晴らしいんでしょ、幸せでいようね。

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選んだ人生と一緒に、選ばなかった方の人生も膨らんでいってるんだな、そう思った一週間だった。もうとっくに大人で、それを今になって気付く自分は本当に子供なんだなと思う。ずっとこのままがいい、絶対叶わないことを毎晩願って布団に入る。

 

 

取り戻したところで

優しいねって1日に2人から言われて優しさについて考えた。私は全然優しくない。私のお父さんは本当に優しい人だったようで、お父さんを悪く言ってる人は見たことがないと聞いた。優しすぎて、人にお金を貸したり保証人になったりした結果、借金が膨らみ私と母を置いて出て行った。(らしい)(後から母に聞いたのでどこまで本当かわからない)そんなの優しさじゃなくない?と私は思った。弱い人だな、とも思った。でも、私の持ってる優しさはお父さんのそれときっと種類は同じで私もまた優しさなのかわからない優しさを人様に振り撒いている。本当は全然優しくなんてない。

本当のことを言うことだけが正しいのかな、弱さゆえの優しさだとしても、ただの嫌われたくないがための優しさだとしても、何にも言わずただ抱きしめてくれる、それが優しさな時だってわたしにはあるな。

大事なものの順番なんて、思ったより簡単に変わるから、ましてや人と同じものを同じだけ大事に出来るなんて奇跡でしかないんだなって、わかってたけど改めて痛感した。自分の大切は自分しか守れないな。周りは大切なものがどんどん増えていって私が大切にしているものなんてきっとガラクタなんだろうなと思うよ。結局人は人で、一緒に生きてくれる人なんていなくて、黙って離れて行ったってバカなふりして気付かないでいるよ。あゆのTO BEの歌詞が沁みるな。(あゆはTO BEが一番と言ってもいいくらい好き。)

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期待しては落胆し、心を通わせ合っては突き放され、一生一人でいる覚悟をする方がよっぽど楽なのではと思ってしまうね。男の子とは魂の会話なんて出来ないし、女の子は男の子が連れ去ってしまうし、きっとずっと誰かの大切にはなれない。一生「家族」に勝てない人生だね。

随分時間が経ってしまったけど、7月28日(土)Shiggy Jr. Step by Step tour -summer ver.- ファイナル東京公演@マイナビbritzへ行ってきました。ついに、その全てを追いかけたツアーが終わってしまった。色んなところへ行って、色んなことを考えた7月だった。いいこともあれば悪いこともあって、その全てにShiggyの音楽がある7月だった。私は他に大森靖子も好きだし、あんな突き抜けて光のパワーがあるバンドだけを好きなわけではない。ただふとした瞬間に身に覚えのあるような感情が歌われていて、こんなに光みたいなバンドでもこんな気持ちを歌にしてくれるんだという瞬間がある。それに何度も救われるし、このままでもいいんだという気持ちにさせてくれる。

britz公演は、やっぱりそれまでの会場とは規模が違うのもあって凝った演出も見られて嬉しかった。その代表がミラーボール!前から2列目くらいで見てたんだけど下から覗いた分には左右2個のミラーボールしか確認できなかったのに恋したらべイベーで降りてきたミラーボールは6個だった。ピンクの照明が6個のミラーボールに反射してレーザービームのようになっているのをただただ見ていた。前で見られるのは嬉しいけど、この瞬間を後ろから見てみたいと強く思った瞬間だった。嬉しいお知らせがふたつもあって、この先もこの場所が在り続けることが素直に嬉しかった。次のツアーはさすがに全通しないと思うけど、今回全通してみて、曲順MCが一緒でもそれぞれがちゃんと特別な公演で全部の場所に思い出があるって嬉しいことだなぁ、全通してみなきゃわからない気持ちだなぁと思った。もちろんひとつの公演を大事に大事にしたい気持ちも変わらずあるから、それが単純にいくつも増える感じ。大事が拡張されて、決して薄まったりしないんだなぁと気付いた。

感情がジェットコースターのように移り変わる夏がもうすぐ終わろうとしている。秋になってもあなたは遠くにいるね。